ということで、今日のテーマ。
そして、今回の記事で目指すのはこちら。
絶対に誰とでも会話が盛り上がるなんて不可能ですが、それでも、この方法を日々意識していたら、雑談も上手くなるはずです。
では、どうやるのか?
盛り上がる話題を見つける方法がこちら。
- 質問する
- 共通点は「あるあるを出し合う」、相違点は「教えて下さい」
- 相手が話したい話題を見つける
この3ステップです。
私はコミュ力コーチとして、「友達が欲しい、雑談が上手くなりたり、誰とでも話せるようになりたい」、といったご相談を受けることがあります。
定番の盛り上がる話題もありますが、定番ネタを話題にすれば、誰とでも盛り上がるかというと、そうとも言えません。
定番のネタを用意しておくのではなく、相手に「興味」を持ち「敬意」を払うことがポイントです。
こんな方におすすめの内容です。
- 誰とでも話せるようになりたい
- いつでもどこでも雑談が出来るようになりたい
- 盛り上がる話題で場を楽しくしたい
- みんなに喜んでもらいたい
- 人見知りを克服したい
- コミュ力を上げたい
「共通点を見つけましょう!」
とか、
「木戸に立てかけし衣食住」を覚えましょう!
って話しではありませんよ。
それではスタートです。
話すことがない!話す話題(ネタ)がない!
友達や恋人と一緒にいても、話すことがない、話題(ネタ)がない。
初対面の人とも盛り上がる話題が見つからず、雑談が苦手。
では、盛り上がる話題ってあるのでしょうか?っていうお話しです。
「盛り上がる話題」といえばこういうアドバイスがあります。
2つ挙げておきます。
先に結論を言っておきますが、この2つを知っておけば、盛り上がる話題は完璧ってことではありません。
- 共通の話題があれば盛り上がる
- 予め多くの人が興味を持つ話題を用意しておくことで盛り上がる
ではみていきます。
共通点で盛り上がるかどうかは分からない
「共通点を見つけましょう」
コミュ力を上げるコツ、友達を作るコツ、初対面で仲良くなるコツ。
ありとあらゆるところで出てくるアドバイスが「共通点を見つけましょう」ということ。
確かに「共通点と親密度は比例しがち」だと思いますし、共通点を見つけることで、話しが盛り上がることはよくあります。
ただ、「共通点だからお互いが話したいこととは限らない」ことは容易に想像がつくと思います。
例えば過去に共通の境遇があったとします。
その過去の出来事は、盛り上がる話題かどうかは分かりません。
仮に、誰かと話しをしてて、お互いが、中学生、高校生の時に、サッカークラブに属していたとします。
二人とも学生時代にサッカーをしていた。
これは共通点です。
ではこの共通点で話しが盛り上がるか?
そんな話で盛り上がりますか?
出来れば避けたい過去の話題かもしれません。
誰にでも、避けたい話題が一つや二つはあるのではないでしょうか?
相手との共通点だからといって、その話をすれば盛り上がるとか、相手が喜ぶなんてことは、誰にも分からないんです。
つまり、「共通点が見つかると二人は親しくなれる」という前提なら「共通点を見つけましょう」というアドバイスが成り立つんです。
でも、実際はそうなりません。
にもかかわらず、共通点探しばかりの質問を繰り返していても、下手をしたら、相手が思い出したくない、話したくない話題を掘り起こしてしまって、逆に相手に不快な思いをさせてしまうかもしれません。
「共通点で仲良くなれる」とは限らないわけです。
予め「多くの人が興味を持つ話題」を用意しておく
営業の時、初デートの時、初対面の時、あらゆる場面で、「こういうコツを知っておくと話題に尽きないよ」というものがあります。
例えばこれ。
「木戸に立てかけし衣食住」
確かに、多くの人が興味が持っているテーマです。
こういった、誰でもが興味を持っているような話題を出すと、話しが尽きないよ、というアドバイスもありますね。
文字のやりとりならいいかもしれませんが、今回想定しているのは、対面で盛り上がる話題のことです。
結構難しいと思います。
私も、「木戸に立てかけし衣食住」以外にも、話題のネタみたいなのを見つけたことがありますが、それを元に会話をすることはありません。
もし、こういった定番ネタを元に会話を盛り上げることが出来るというなら、それはそれでいいと思いますが、私はおすすめしません。
では、この記事でのテーマである「盛り上がる話題」はどうすれば見つかるのでしょうか?
みていきましょう。
盛り上がる話題を作る3つのステップ
では皆さんに質問です。
ちょっと考えて見てください。
「皆さんが盛り上がる」ということです。
誰かが盛り上がる話題ではなく、これを読んでる「あなた」が盛り上がる話題はなんですか?
3つ挙げてみてください。
・天気の話で盛り上がるよ!
・季節のことで盛り上がるよ!
って人、いますか?
この手の話題は、会話のきっかけとか、挨拶代わりの一言にいいかもしれませんが、盛り上がる話題ではないでしょうね。
そして、先ほど「盛り上がる話題を3つ」考えて下さいといいました。
盛り上がる話題が、3つとも誰かと被ってる人って、まずいないと思います。
それくらい、みんなそれぞれ盛り上がる話題って違うはずなんです。
そしてもう一つ。
- マイナーな趣味に盛り上がる
- 子育てのことで盛り上がる
- 仕事のこと、稼ぐ方法で盛り上がる
- 共通の知り合いが見つかり盛り上がる
- 好きな映画で盛り上がる
- 好きな音楽(アーティスト)の話題で盛り上がる
こういう大きな枠、例えば「映画が好き」とか「音楽が好き」という点では共通するかもしれませんが、そんな大きな枠での共通点の話題では盛り上がりに欠けるのではないでしょうか。
例えばです。
- 私は映画が好きです
- 映画の中でもサスペンスが好きです
- サスペンスの中でも「ユージュアルサスペクツ」が好きです
- 「ユージュアルサスペクツ」の中でも最後のシーンが好きです
何番の共通の話題が盛り上がるでしょうか?
恐らく4番に進むにつれて、会話は盛り上がると思います。
つまり、共通の話題があっても、その深さによって、盛り上がるかどうかも違ってくるわけです。
それに、自分の中で盛り上がるだろう話題は、日々変わっていくことでしょう。
何が言いたいかというと、こういうことです。
今日、私にとって盛り上がる話題は、1年前のものとは全然違います。1年後はまた違うでしょう。
ですので、「盛り上がる話題は分からない」ということなんです。
では、どうすればいいのか?
それを今から「3つのステップ」でご紹介します。
盛り上がる話題を作る3つのステップ
まず、これを知っておきましょう。
「盛り上がる話題は分からない」
だからこの3ステップを踏んでいくんです。
- 質問する
- 共通点は「あるあるを出し合う」、相違点は「教えて下さい」
- 相手が話したい話題を見つける
盛り上がる話題探しステップ1:質問する
とにかく質問が大切です。
コミュ力が高い人は、質問力が高い人です。
ただ、何でもかんでも質問するだけではありません。
共通点だけを探すのではありません。相違点も見つけるんです。
質問力については、過去に記事を書いていますので、そちらを参考にして下さい。
一つだけ大切なことを書いておきます。
コミュニケーションで大切なことは「興味」と「敬意」です。
この気持ちがないなら、知識として、コミュ力を本やセミナーで学んでも、コミュ力が高い人になることは無理だと思います。
私が知るコミュ力おばけの特徴は、相手に「興味を持ち」、そして相手に「敬意を払う」、そんな人です。
相手に興味を持って、敬意を払っていれば、自然と質問は生まれてくるはずです。
盛り上がる話題探しステップ2:共通点は「あるあるを出し合う」、相違点は「教えて下さい」
相手に質問すれば、「共通点」と「相違点」が見つかるはずです。
よくある「共通点を見つけましょう」であれば、質問をして「共通点」でなければ、別に質問をして、ひたすら共通点を探していくことになります。
怖くないですか?
そんなに次々と質問されたら。尋問か面接でも受けてる気になります。
相手に興味があれば、それが共通点であれ相違点であれ関係ありません。
最初に質問をする、それが共通点なら話を深め、相違点なら「教えて下さい」と言って話を聞かせてもらう。
さあ、これで盛り上がるか?
いえ、まだです。
もう一歩です。
ここまで来ると分かってくることがあります。
盛り上がる話題探しステップ3:相手が話したい話題を見つける
誰かと話が盛り上がった時のことを思い出して下さい。
もし、そんな思い出ないよって人は、想像してみて下さい。
2人が会話をしてて。楽しそうに会話が盛り上がっています。
どんな話題かは分かりませんが、一つ言えることがあります。
それは趣味のことかも仕事のことかも家族のことかもしれません。
過去のことかも今のことかも未来のことかもしれません。
この記事の答えがこれです。
だから、それを見つけるために質問をしていく。
ということです。
途中で私は言いました。
「共通点が見つかっても話しが盛り上がるか分からない」
「木戸に立てかけし衣食住で話しが盛り上がるか分からない」
こういう話題だと盛り上がりますよ、というネタをあらかじめ用意しておいて、話しが盛り上がるなんてことは、あるかもしれませんが、それでは、相手への興味も敬意も感じられません。
それは、すぐに出来るようになることではないかもしれません。
簡単ではないかもしれません。
そりゃそうです。
そんな簡単に盛り上がる話題なんて見つかりません。
それも初対面だったり、たまにしか合わない人とだったら尚更です。
何回も会っている関係でしたら、次第に相手のことも分かってきて、どういう話題なら盛り上がるかは分かってくるかもしれませんが、関係が浅いなら、そうはいきません。
- 質問する
- 共通点は「あるあるを出し合う」、相違点は「教えて下さい」
- 相手が話したい話題を見つける
ぜひ、このステップで、相手が盛り上がる話題を見つけて下さい。
最後に大切なこと。
盛り上がる話題は、お互いが知っている話題かどうかは関係ありません。
一方がその話題がとても好き!
もう一方がその話題についてすごく知りたい!
その2人でも、会話は盛り上がることでしょう。
ということは、あなたに「興味」を持てる心があれば、会話で盛り上がるのは簡単です。
相手が話したいことを話してもらう!
あなたはその話を興味深く掘り下げる!
この会話、盛り上がると思いませんか?
とにかく、まずは、相手に質問をして、「相手が何を話題にしたいのか?」を知ることです。
それをせずに、自分が話したいことばかりを話してても、相手はうんざりしてしまうかもしれません。
相手に「興味」を持ちましょう。
まずはそこからです。
盛り上がる話題は中学生も高校生も大学生も社会人も関係ない
「盛り上がる話題はみんな違う。」
出来れば先入観を持たずに、そう考えておきましょう。
小学生なら、中学生なら、高校生なら、大学生なら、社会人なら、男性なら、女性なら、主婦なら、高齢者や年配の方なら。
もちろん、年代によって、男女によって、生活スタイルによって、色々と傾向はあるかもしれません。
それは頭に入れた上でも「盛り上がる話題はみんな違う」ということ、ぜひ覚えておいて下さい。
友達と話す時、カップルで異性と話す時、夫婦で話す時、会社の上司や先輩や部下や後輩と話すとき。
いろんな場面があると思いますが、しつこく言いますが「相手への興味と敬意」を忘れずに。
- 相手に興味を持つ
- 自然と質問が生まれる
- 共通点や相違点を見つける
- 相手が好きな話題を見つける
- 盛り上がる話題が見つかる
こういう習慣を身につけていけば、コミュ力おばけになれることでしょう。
盛り上がる話題を作るためのトレーニング
誰とでも盛り上がる話題が作れるようになるには、やはり場数も必要です。
普段話してる人に、まずは質問することから始めてみましょう。
いきなり、質問を浴びせかけると不審を思うかもしれませんので、「相手は何に興味があるのかな?」という思いを持って、何か質問してみましょう。
もちろん、人にもよりますが、興味を持ってもらえると嬉しいものだと思いますよ。
有料ではありますが、人と話す練習の場の一つにしていただけたらと思います。
それでは最後に関連ページをご紹介しておきます。
話しが盛り上がるためにおすすめのページはこちら
話をしてもらう、話を引きだすのは、やはり質問力が問われます。
コミュニケーション力を上げるには、質問力を上げる。これは必須です。
そのためには、相手への興味が大切です。
次は、雑談で会話を続ける方法についてです。
盛り上がる話題かどうかは分かりませんが、会話が続かないというお悩みにはこちらも参考にしてみて下さい。
相手の一言から、どうやって会話を深めるのか、雑談を広げるのかについてです。
これも、普段から意識してトレーニングしていないと、いざ誰かと初対面で会話をするとなった時に、咄嗟に質問が出てきません。
そのために、ノートを使う方法もおすすめです。
コミュ力おばけの学校では、ノートを活用します。
文中にも書きましたが、ネタ帳はおすすめです。
予め、みんなが興味があるテーマを知っておくよりも、自分だけのネタ帳を作っていくことで、引き出しが増えていきます。
いろんなことに興味を持っている人は、話の幅も広がります。
趣味を増やしたり、興味関心にアンテナを広げたいものですね。
会話を続ける、広げる、深める。
そのためには質問力は必須ですので、ぜひ、日々のトレーニングに組み込んでみてください。
それでは、今回の記事はこれで終了です。
- 盛り上がる話題の作り方
- 盛り上がる話題は用意しておくのではなく、その場で相手に質問することで見つけていきましょう。モテる人、友達を作るの上手い人、会社で上手くコミュニケーションを図れる人は、自然と、相手のことを知ることに意識を向けていたりします。お互いのことを知らずに、会話が盛り上がることはないでしょう。まずは知りましょう。そのために質問をしましょう。コミュ障で人見知りなら、治す方法は日々のトレーニングも重要になることでしょう。