今日のテーマです。
目指すところはここです。
結局は柔軟さが大事だと思います。
気を使いすぎるのも、使わなすぎるのも、どちらも避けたいところです。
解決方法としては。
気を使いすぎる人をやめて、自分の意見も言えるようになりたい、人に合わせすぎずに自分の主張もしたい、嫌なことは嫌だと断りたい。
人との付き合いがストレスや苦痛に感じることは減らしたいですよね。
今回はこんな方におすすめの内容です。
- 気を使いすぎて疲れる
- 自分の意見が言えない
- お願いされると断れない、引き受けて後で後悔する
- 後になって言わなかったことを後悔する
- 周りの視線が気になる
- 自分よりも他人を優先する
- 気を使いすぎる人をやめたい
- 繊細な人から図太くなる方法を知りたい
私の場合は、気を使いすぎることで、疲れることばかりでした。頼まれたら断れない。自分の意見を言えない。そんな私も今では適度に人に気を使いますし、時には自分の主張を通せるようなりました。
それではスタートです。
気を使いすぎるのはなぜ?5つの特徴と原因
気を使いすぎるのはなぜでしょうか?
大きな原因はこちらです。
つまり、自分より他人を尊重している状態です。
では、「なぜ、自分より他人を尊重してしまう」のでしょうか?
それが、人に気を使いすぎる、根本的な原因になっているのかもしれません。
まずは、気を使いすぎる人の特徴とその原因についてみていきましょう。
自分に自信がない
自分に自信がない。それが大きな原因になっている場合があります。
この後に出てくる特徴や原因も、実は、この自信のなさからきてる可能性もあります。
自分の意見が言えない、または、言わない
こういった思い込みが原因になっている場合があります。
- 自分より相手の意見を優先したほうが良いという思い込み
- 自分より相手の意見を優先したほうが気持ちが楽だという考え
一つ目は、相手の意見を優先したほうが、「良い人間関係を築ける」とか「相手に喜んでもらえる」といった感情です。
二つ目は、自分の意見を主張するより、相手の意見を優先したほうが、自分自身の気持ちが楽という考え。自分の意見を言えば、反論されたり否定されたりして、自分が傷つくことになるかもしれません。
こういった考えから、気を使いすぎて、結局は自分の意見は言わないこともあることでしょう。
どう思われているか気になる
どう思われているか?
それを常に気にしていると、人に気を使いすぎて疲れることも多いかもしれません。
原因は周りの目を気にしすぎてしまうからでしょう。
周りの目は、全く気にならなくなればいいというものではありませんが、やはり、気になりすぎると、結果的に気を使いすぎることに繋がりかねません。
他人から嫌われたくない
誰からも嫌われない人はいません。
人とかかわるからには、自分のことを嫌いなる人がでてくることは避けることが出来ません。
ただ、出来れば嫌われたくないという思いを持つのも当然と言えば当然です。
自分の主張をすればするほど、反対意見が出てくる可能性が高くなります。
ですので、自分が何も言わなければ、反論も起きません。
ということで、相手から嫌われないように、人に気を使いすぎてしまうのかもしれませんね。
自分が我慢すればいいという自己犠牲タイプ
自分さえ我慢すれば、それで穏便にすむ。
そんな価値観を持っている人がいますが、そうなると、何かと気を使いすぎてしまうことも増えてしまいます。
本人にどれだけ自覚があるかは分かりませんが、実は、それが原因が疲れることも多いかもしれません。
自分が我慢する。責任感とも違います。そのほうが自分も楽だから、という思いもあるのかもしれません。
しかし、それを続けていると、ストレスがどんどん溜まっていってしまい、体の不調が生まれるかもしれませんので、気をつけたほうがいいでしょう。
気を使いすぎる人をやめたい時の2つの改善法
気を使いすぎて疲れる。
「人に気を使わなければいい」という、簡単な話ではありません。
「常に他人より自分を尊重しましょう」という、極端な話でもありません。
- 人に気を使うこと、他人を尊重することも大切
- 自分に気を使うこと、自分を尊重することも大切
どちらも大切なんです。
ただ、現時点で「気を使いすぎて疲れる」というのであれば、こう持っていきたいところですよね。
時には人に気を使うし、時には自分の意見も言う。
疲れることなく、自分らしく、気持ちを楽に人と接することが出来るようになることを目指してみましょう。
では、「気を使いすぎる人をやめたい時の2つの改善法」です。
コミュ力の中でまずは1つに自信を持つ
自分に自信をつける。
それが出来れば苦労はしないですし、それが簡単ではないから、ついつい、人に気を使いすぎてしまう部分もあるんだと思います。
ですので、「自分に自信をつける」という大きな曖昧な目標ではなく、小さな小さな目標から自信を積み上げていく方法です。
人見知りな方やコミュ障だと自分で思っている人には、私はまず「質問力」について底上げすることを提案しています。
相手にどう思われるか?相手に嫌われないか?相手が不快に思わないか?
気を使いすぎる時は、相手のことを考えすぎてしまうことがよくあります。
なぜ、相手のことを考えすぎてしまうかというと、相手のことをよく知らないからです。
質問力をつけて、相手のことを少しずつでも知っていけば、「これは別に断ってもいいかな」とか「これは意見に乗ってあげようかな」といった具合に、判断する時の参考にもなります。
その結果、自分に自信を持てるようになり、上手く気を使える人になれると思います。
気を使う相手を他人ではなく自分に向ける
自分に自信をつけながら、ぜひ考えておいてほしいのがこれです。
例えば、「会社の飲み会に誘われた」としましょう。
気を使いすぎる人は「私が参加しなかったら、どう思われるだろう」とか「断ったら後で何か嫌な思いをするのかも」といった、相手との関係、相手の想いを考えてしまいがちです。
そうではなく、「自分はどうか?」で考えてみましょう。相手ではなく、自分がどう想うかです。
「自分に気を使う」と決めてしまいましょう。
「自分に気を使おう」を口癖にしてしまいましょう。
気を使いすぎて疲れるのをやめたいなら、コミュ力を上げるに行き着く
私の経験では、「人に気を使いすぎて疲れる」という場合の改善策は、「自信をつけていく」ことだと思います。
自信というと曖昧ですが、こういうことです。
- 自分の主張に自信を持つ
- 自分の決断に自信を持つ
- 自分の価値観に自信を持つ
- 自分のしてきたことに自信を持つ
- 自分の夢や願望に自信を持つ
- 自分の言葉に自信を持つ
いくらでもありますが、とにかく自分に自信を持つということです。
こういった、自信がついてくれば、気を使いすぎてしまうことは、かなり少なくなると思います。
では、どうやって自分に自信を持つか?
それは、僕が言い続けている「口癖」と「行動」によって、自分に自信をつけていくのが現実的だと思います。
そして、その中の一つとして「コミュ力を上げる」ということも含まれるわけです。
人見知りする人、あがり症な人、初対面が苦手な人、ストレスを抱えやすい人、メンタルが弱い人。
ということは、「人の目を気にしすぎないようになれば、先ほどの特徴も、気を使いすぎるのも軽減できる」と言えるのではないでしょうか。
そして、「人の目を気にしすぎない」ために大切なのが、自分への自信であり、その自信を生むのがコミュ力への自信。
というのが私の結論です。
いきなり、劇的にコミュニケーション力を上げるのはまず無理でしょう。
僕がコミュニケーションコーチとしてお伝えしている「質問する・聞く・話す」の3つのコミュ力を、一つ一つ、地道に底上げしていくことをおすすめします。
気を使いすぎるでもなく全く気を使わないのでもなく適度にって何?
理想を言えば、適度に人に気を使い、適度に図太く、そうありたいものです。
ところが、適度なんて言葉は曖昧すぎますし、相手や時と場合にもよります。
答えなんてありません。
目標は最初に書きました。
大切なのは「柔軟性」なんです。
おまけ:人を気を使いすぎて疲れることが多かった私の経験談
私の場合は、気を使いすぎることで、疲れることばかりでした。
頼まれたら断れない。自分の意見を言えない。
そんな私も今では適度に人に気を使いますし、時には自分の主張を通せるようなりました。
私の場合は、例えば地域活動で「お願い手伝って」と言われると、ついつい断れずに関わってしまう。
そして、後になって時間が足りなくなって、「引き受けるんじゃなかった」なんて後悔することもよくありました。
知り合いに「飲みに行こう」と誘われて、ついつい断れず、家に帰ってから「やっぱり参加するんじゃなかった」と思うこともよくありました。
やっぱり「断ったらどう思われるだろう」という、気を使いすぎる部分があったんだと思います。
数年前のその頃は、私も人見知りが激しかった頃です。
振り返ってみると、地域ボランティアの活動の中で、自分のコミュニケーションに自信がついてくると、人見知りもしなくなっていき、気を使いすぎることもなくなっていったと思います。
無理だと思ったら断るし、大丈夫だと思ったら手伝う。
そんな良好な関係、ストレスを感じない関わり方になってきたのは、ここ数年です。
おまけは以上です。
最後にもう一言です。
気をつかいすぎるのは、病気とかHSPとか、最近はいろんな意見がありますが、こればかりは分かりません。単なる性格かもしれません。
気を使うのは短所にも長所にもなりえます。男性でも女性でもそうですが、恋愛や夫婦関係、友達関係でも、どこまで気を使うかは、相手との関係次第でもあります。
例えば、夫婦として、旦那さんが奥さんに、すごく気を使う、気を使いすぎるくらい。それが良いか悪いか、困るか困らないか。それは他の誰にも分かりません。本人たちにしか分からないんです。
気を使われるのが、めんどくさい、うざい、イライラする。相手がそういうタイプであれば、気を使いすぎるとと喧嘩の元になるかもしれません。お互いがしんどいと感じたり、ストレスに感じるのでしたら、やっぱり改善したいところです。
デートでのカップルでも同じですし、仕事場での上司と部下、先輩と後輩の関係でもそうです。
何が言いたいかというと、対人関係は相手があってのことです。
ですので、最終的に大切なのは「対話」ではないでしょうか。
相手がどういうタイプかを知るには、対話が大切です。
会社では「ほとんど気を使わずに自分の主張を通す」けれども、家に帰ったら、「出来るだけ奥さんの話しに合わせる」というのもいいでしょう。
単純に、気を使いすぎるのが悪いとかではなく、相手との対話の中で、どういう関係がいいのか、うまくいくのか、それを考えてみることも大切だと思います。
人に気を使いすぎる人は、優しいからかもしれませんが、それが原因で自分も周りもしんどくなっているなら、それを改善していきましょう。きっと出来ますよ。
気を使いすぎる?Q&A
気を使いすぎる人が苦手?
気を使いすぎる人がいます。以前の僕もそうでした。病気と診断されたわけではありませんが、相当な気の使い方だったと思います。恋愛でもそうでした。気を使いすぎて嫌われることもあった気がしますし、めんどくさいと思われたこともありました。度が過ぎると、やっぱりお互いが疲れることになるでしょうから、できればやめたいと思ってもやめられない。もし、自分がそういう気を使いすぎるタイプの人なら、今回お伝えしたように、自分に自信を持つための努力も必要でしょう。では逆に、相手の方がすごく気を使ってくれる人だったらどうでしょうか。もし、あなたに余裕があるなら、相手の方に自信を持ってもらえるように接してみてはどうでしょうか。例えば、長所を褒めるとか。褒めるといっても、「いいですね、すごいですね」といった、定型な褒め方ではありません。心から、敬う気持ちを持って、褒める感じです。褒め方については、他のページでご紹介していますので、そちらを参考にしてみて下さい。
周りを気にしすぎるのは短所?
性格は短所の面と長所の面の両方を含んでいることも多いです。周りを気にする性格は、気配りができる、俯瞰してものごとを見れる、という長所にもなります。ところが、周りの気にしすぎる、気を使いすぎるといった、過度な場合は、短所にもなりえるということですね。ではどこが適度かというと、相手との関係性もあるので、一概には言えません。大切なのは、自分の中で、「これでいいんだ」と思える状況になることですね。
気を使いすぎる人はめんどくさいと思われる?
恐らくですが、めんどくさいと思われることもあると思います。
それも程度にはよると思いますし、人によるでしょうね。
そもそも「めんどくさいと思われるかも?」と思うこと自体が、気にしすぎなのかもしれません。
どのくらい気を使えばベストなのかは、感覚のものです。
職場の上司や先輩に対してもそうですし、恋愛中の彼氏、彼女に対しても同じです。
繰り返しになりますが、大切なのは、相手との関係性と、相手の感覚です。
もしあなたが、恋人に対して精一杯気を使ったとしましょう。
「その気遣いが嬉しい」と言われるか「気を使われ過ぎて疲れる」と言われるか、それは分かりません。相手が決めることです。
ですので、試行錯誤しながら、会話をしながら、どのくらいの気遣いがちょうどいいのか、折り合いをつけていくしかありません。
まず最初は、そこそこ気を使ってみて、そこから、もうちょっと気を使ってみたりしながら、様子をみるのがいいでしょう。
もし気を付けってみて、それで嫌われるようなことがあったら、その相手とは合わないんだ、くらいに思っておけばいいでしょう。
どうせ、誰からも好かれる人もいないわけです。無理をしすぎると、自分が疲れきってしまいますからね。
性格を変えることはできますから、焦らずに取り組んでいきたいところです。