自分の話にすり替える人、会話どろぼうの心理と特徴と対策。動画版がおすすめ。
自分の話にすり替える「会話どろぼう」っていませんか?
私自身も、ついつい、会話泥棒になってしまっていること、あるかもしれません。
聞き上手は会話どろぼうにならない。
それが今日の課題です。
会話どろぼう、というのは、会話の流れ、話題関係なく、いきなり自分が話したい話題にもっていく人のこと。
職場、学校、友達、夫や妻、母親父親、会話どろぼうは、色んな場面に潜んでいます。
- 聞き上手になりたい人
- コミュニケーション力を上げてモテたい
- 自分も会話どろうぼうかもしれないと思う
- 身近に、自分の話にすり替える人がいる
コミュ力を上げたい方は最後まで読んでいって下さいね。
では、ご説明します。
自分の話にすり替える人「会話どろぼう」ってどんな人?特徴は?
誰かが話し始めた話題を奪い、自分の話にすり替える人。
色んな場面にいます。
職場の上司の場合。
上司B:あのお客さんは、本当はいい人なんだよ。そういえば、3年ほど前のことなんだけどな。。。。
部下Aは、その話題について、まだ話したいことがありました。
ところが上司Aは、そんなことお構いなし。
その「お客さん」について話したいことがあったんです。話したかったんです。
会話を奪ってしまったんですね。
学校での友達との会話の場合。
友達B:あ、私も行こうと思ってたんだけど、そういえば、原作ってどうなってたか知ってる?実は、原作とアニメは微妙に違うのよね。。。。
友達Aは、まだ話をしたかったようです。
ところが友達Bは、そんなことお構いなし。
恋人同士(彼氏彼女)での会話の場合。
彼氏:あれ?その辺って確か、前に友達と行ったことある!あの辺って、昔からある古き良きカフェもあったりするから好きなんだよね。そういえば、最近美味しいコーヒーの豆を見つけてさ。。。。
彼女はまだ話したいことがあったんです。
こういう例を挙げると切りがありません。
まとめます。
- 自分の話にすり替える人「会話どろぼう」
- 誰かが話題を提供し、その話を進めようとしている時に、自分とその話題を結びつけ、さも、自分が話題を提供したかのように、自分の話を始めてしまう人のこと。奪われた人は、ただ相手の話が終わるのを待つしかない場合も多く、ストレスになりがちです。
なぜ会話を奪う?自分の話にすり替える会話どろぼうの心理
ではなぜ、自分の話にすり替えるのでしょうか?会話どろうぼうをするのでしょうか?
心理は人によって違うと思いますが、多くは「悪気はない」と思います。
本人は、「悪いけど、自分の話させてもらうよ」なんて思っていないと思います。
ただ、それだけだと思います。
きっと、話したいんです。聞いて欲しいんです。悪気はないんです。クセなんです。
嫌な思いをさせてやろうと、思っているわけでもないんです。(実際はその人しか分かりませんが。)
だから厄介なんです。
奪われたほうは、ストレスにもなるでしょうからね。
では、会話どろぼうに出会ったらどうすればいいでしょうか?
会話どろぼうに出会ったらどう対処する?
職場で、学校で、友達、夫婦、恋人、仲間。
会話どろぼうに出会ったらどうしますか?
私が考える対処法は2つです。
- 率直に伝える
- 聞き上手を目指す
見ていきましょう。
会話どろぼうに出会ったら、率直に伝える
もうはっきり言ってあげましょう。
「ごめんなさい、今、私もまだ話したいことがあるので。ちょっと待ってね♪」
怒るでもなく、冗談っぽく伝えてあげる感じで言えば、相手も嫌な顔はしないと思います。
ただ、面倒です。
どうしても言わないといけないことならまだしも、雑談の中での一コマでしたら、別に、教えてあげることもないかなとも思います。
ではどうするか?
会話どろぼうの話を聞き上手としてじっくり聞く
もう一つの方法は、「諦める」ことです。
そういう人なんです。
人のマイクを平気で奪うことがある人なんです。
一々注意したり怒ったりするのも面倒です。
ただ、「面倒だな、早く話終わらないかな」なんて聞き方をしていたら、ストレスしか残りません。
そこでです。
会話どろぼうされたら、その会話はその人に譲ってあげましょう。
私がずっと言っている、話の聞き方の基本。
「否定、反論、アドバイスせずに、最後まで話を聞く」
聞き上手として、話を聞いてあげましょう。
そして、あなたの経験値を上げましょう。
全部聞き終わったら、「ごめん、私も話していい?」と言って、自分が話したかった話をするもよし、他の話題を始めるのもよし。
大切なことは、「会話どろぼうをする人はどこにでもいる。」と受け入れることです。
職場の上司と部下、恋人、夫婦の関係で、頻繁に会話をする相手が、会話どろぼうするタイプの人であれば、毎回毎回、自分の話にすり替えられると、やっぱりストレスになると思います。
それでも、やんわり教えてあげるか、じっくり聞くか。その2択になると思います。
私のおすすめとしては、やはり後者です。
さすがに、毎日毎日、人の話しを奪ってこられたら面倒ですが、そうでもないなら、時には譲ってあげてもいいと思います。
話を聞いてあげて、自分のコミュ力が上がっていってると思うのも、いいと思うんです。
あなたにもし、自分の話にすり替える傾向があるなら
もしあなた自身が、会話どろぼうをしてしまう傾向があると自覚があるならどうすればいいか?
直し方は?となると、これは簡単です。
相手が新しい話題を持ち出したときに、話を進めることを促す言葉を言えばいいんです。
これを口癖にしてしまいましょう。
会話どろぼう例:あ!昔観た観た!面白いよね。そうなんだ、今はアマプラで観れるんだ。私はネットフリックス派なんだよね。ネットフリックスの海外ドラマが面白くてね。うんぬんかんぬん。
これは会話どろぼうです。
そうではなく。
このような言葉で、「その話に興味あります♪どうぞ、話を続けて下さい!」という気持ちを伝えるだけです。
話を促す。そして聞く。
やってみて下さい。
きっと、相手の方は、気持ちよくお話してくれると思いますよ。
自分の話にすり替える会話どろぼう まとめ
最後にまとめます。
- 自分の話をすり替える会話どろぼうはどこにでもいます
- 指摘してあげるか、聞き上手になってじっくり話を聞くかを選びましょう
- 会話どろぼうになりそうなら、話を促す言葉を使いましょう
聞き上手になるには。
ここでもやっぱり大事なのは、「最後まで話を聞く」ということです。
コミュ力おばけになりたい、コミュ力を上げたい。
それなら、聞く力は必須です。
一緒に、コミュ力おばけを目指しましょうね。
初対面で会話が続かないとお悩みなら、まずは課題を一つ提示します。
自分の話にすり替える会話どろぼう Q&A
- 会話泥棒が職場にいます、対策はある?
- 相手を変えるのは簡単ではありません。「そういう人なんだな」と受け入れるほうが賢明です。距離を置ける関係性の相手なら、距離を置いて会話を控えるのも一つです。
聞き上手になって会話を続けるための 関連ページ
このブログのテーマは「初対面の会話」ですが、会話が続かないというご相談もとても多いです。
私は、コミュ力を上げるために、スキル面でしたら、質問力、聞く力、話す力の3つを底上げしましょうとお伝えしています。
その中で、「聞き上手になることで、会話が続くようになるというのがよく分かりません。」というお話をいただいたことがあります。
確かに、聞き上手になったところで、沈黙の時間になってしまったら、どちらかが話し始めないと、会話が始まりませんよね。
私が言いたいのは、「話しやすい雰囲気を作りましょう」ということなんです。
そのための、安心感、安全感のある空間を作りましょう、ということです。
無表情で、頷きも相槌もなく聞いてる人。
どちらのほうが話しやすいですか?
やっぱり前者ですよね。
聞き方によって、話しやすさが違ってくるわけです。
もし、後者のような聞き方をしていたら、相手は口を閉ざしてしまう可能性もあります。
そうなると、会話が続く可能性は減ってしまいます。
聞き上手になると、会話が続くようになるというのは、こういう理由です。
では、聞き上手に関して、こちらの関連ページもぜひ読んで下さい。
聞き上手は自分の話もします~最後まで話を聞いてから
聞き上手は自分の話をしない、なんてことはありません。
自分の話もするからこそ、相手が話しやすくなるんです。
自分の話をする、質問する、話しを聞く。
これは、単体で考えるのではなく、総合的に考える必要があります。
相手が話している時は、自分の話にすり替えることなく、最後まで話を聞きましょう。
話し終わったら、質問するか自分の話で会話を続ける。
その流れを意識してみましょう。
初対面の会話に自信を持つため「聞く力を鍛える」
初対面の会話に自信を持つために、聞く力を鍛える必要があります。
決して、難しい傾聴の本を読みましょう、学びましょう、とは言いません。
「否定反論アドバイスせずに、最後まで話を聞く」ということだけでも構いません。
この記事のテーマだる「会話どろぼうをする人」は、こういう聞き方が出来ていないということです。
人の話を遮る、話の腰を折る。
ついつい自分でも気づかないうちに、自分の話を始めてしまうことはあると思います。
そんな時は、先ほどの言葉を思い出して下さい。
出来れば口癖のように、言い続けて下さい。
初対面の会話に自信がない方は、こちらのトップページから全部読んでいただくと、きっとヒントが見つかると思いますよ。
以上です。
会話どろぼう(例)を挙げます
2022年7月5日。ここからは追記として、自分の話にすり替える会話どろぼうの例を挙げていきます。
夫婦での会話どろぼう例
妻:今日ね、パートで嫌な先輩からしつこく怒られてね。本当にうざいのよ。何だか私だけに当たりが強いというか。
夫:そういう奴いるよね。うちの会社にもいるいる。直接の上司じゃないけどさ。(続く)
これも会話どろぼうです。
妻は、その日にあったことを話したかったのでしょう。その先輩のことを聞いて欲しかったのでしょう。ところが旦那が自分の話にすり替えたんです。
コミュ力が高い夫なら、「当たりが強いというか。」の次に、自分の話をするのではなく、妻の話に「あるある~」と共感してから、続きの話を促します。
自分が話したい話題が出たら自分の話にすり替えるし、自分の興味のない話題があったら聞き流す、というのでは、コミュニケーションがなかなか上手くいきません。
自分の話を聞いて欲しいという心理は、きっと誰にでもあると思いますので、完全に聞き手に回ることは難しいとは思いますが、会話どろぼうばかりは避けたいところです。
職場での会話どろぼう例
部下:今月はどうにか目標を達成できそうです!今、新しく考えてることがあるんですけどね。
上司:部での目標も達成できそうだよ。昔は、目標なんてもっと無理で高い数値を出されたんだけど、今はゆるいよな~。俺が入った頃なんて。(続く)
部下の話を聞かない上司。
部下が言った言葉から、自分が関係してそうなフレーズを取り出し、自分の話にすり替える会話どろぼうの典型です。
自分の話にすり替えるということは、相手の話を最後まで聞いていないということです。
こういう上司より、じっくり話を聞いてくれる上司のほうが、職場の離職率も下がりそうですよね。
以上です。
相手が気持ちよく話してくれるようになれたら、好かれるでしょうし、異性からもモテることでしょう。