人前で話すと緊張して頭が真っ白になったことありませんか?
僕はあります。
言葉が出てこなくなって、パニック状態になったこともあります。
今日のテーマはこちら。
目指すこと。
スピーチやプレゼンといった大きな場面でなくても、人前で話すとなったら、緊張して頭が真っ白になってしまうことがあります。
ではどうすれば克服できるのか?
結論から言うと、「日々のトレーニング」と「メモ」がポイントになります。
こんな方はぜひ最後までご覧下さい。
- 人前で緊張して頭が真っ白になってしまうことがある
- 人前でのスピーチやプレゼンや自己紹介がとにかく苦痛
- 緊張して声が震えることがある
- 緊張で言葉が出てこない、頭が回らない時がある
では本題です。
人前で話すと頭が真っ白になる理由は?
人前で緊張するのは、「自然な反応」とよく言われます。
多くの人から見られている状況を「危険な状況」と判断して、様々な緊張の反応を出してくれるということです。
それを聞くと「なるほどな~」と思うかもしれませんが、それを知ったところで、「そうか、自然な反応か、なら気にすることないな。」と思えるようになり、「これで悩み解決」とはならないと思います。
やはり、対処法を知って行動を変えていくことが大切です。
人前で話すと頭が真っ白になる対策でよくいわれる方法
ではどういう対策がいいのか?
こういう方法は、よく言われる内容です。
- 緊張するのは当たり前だと受け入れましょう
- 誰からどう観られているかは気にしないでおきましょう
- 自分ではなく、相手に意識を向けましょう
- しっかり準備しましょう
- 話す内容の丸暗記はやめましょう
話し方のプロの方が、こういう対策を推奨されています。
ただ、僕はこういう方法では、あがり症は克服出来ませんでした。
上手く話せる方法ではなく人前を苦痛に感じなくなる方法
僕がお伝えしているのは、あくまで「人前で緊張しすぎない方法」であり、「プロのように人前で話せるようになる方法」ではありません。
ここがとても大事なんです。
今の時点で「人前で頭が真っ白になる」ということは、かなり緊張されているんだと思います。
その状況で「伝わる話し方」とか「話す構成」とかを学ぶには、まだ早すぎる気がします。
- 人前で話すと頭が真っ白になる
- 上手くは話せないけど何とか話せる
- 人前で話すのは苦痛ではないけど上手くは話せない
- 人前で話すのは好きだけど上手くは話せない
- 人前で話すのも好きだし、上手く話す自信もある
こういった状況をいったりきたりするものではないでしょうか。。
いきなり高いハードルを設けすぎると、上手くいきません。
まずは今の現状を知ることと、そこから次のステージに行くにはどうすればいいかを考えることが必要になります。
ちなみに、僕の場合は「人前で話すのは好きだけど、それほど上手くは話せない」というのが、現時点での状況では近い気がします。
緊張はしますが、人前で話すのは好きです。
でも、プロの方のように、分かりやすくお話しできるかというと、そこまでの自信はありません。
皆さん、それぞれの状況があるはずです。
その状況に応じたトレーニングが必要なんです。
では「人前で話すと頭が真っ白になる」という方の場合は、どういうトレーニングが必要なのか、見ていきましょう。
人前で頭が真っ白になる対処法「とにかく毎日声を出す!とにかく毎日話す!」
色々な方法がありますが、今回は「とにかく毎日声を出す!とにかく毎日話す!」という方法をご紹介します。
人前で緊張する人。
普段、どういう日常を送っていますか?
僕が「極度のあがり症」だった頃、人と接することはほぼありませんでした。
自宅の一室で仕事をするフリーランスでしたので、基本は人と話すことがありませんでした。
その状況で、いざ、人前で話さないといけないとなった時、それはそれは、「特別な場面」なわけです。
当然緊張します。
人前だけでなく、人と話す時に緊張していました。
理想を言えば、毎日初対面の誰かと会って少し話をして、それを日々繰り返していけば、緊張もましになっていくこと思います。
ところが、こういう方が多いのではないでしょうか。
- 月に1回の朝礼でのスピーチが緊張してしまう
- 会議の進行を任されることがあって緊張してしまう
- たまに会社の打ち合わせでコメントを求められると緊張してしまう
- たまに新しい人と出会って話す時に緊張してしまう
ポイントは「たまに」であり「時々」なんです。
その緊張する場面は、時々しか訪れないんです。
大切なのは、いかに、その「時々」を特別な場面ではない状況にするかなんです。
そのために必要なこと。それが「とにかく毎日声を出す!とにかく毎日話す!」ということです。
毎日音読、毎日録画
人に話す練習としておすすめの方法を、2つご紹介します。
- 音読
- 録画
この2つです。
「とにかく毎日声を出す!とにかく毎日話す!」
と先ほど書きましたが、まずは一人できる人前で話すトレーニングを持っておくことが大切です。
誰かを相手に練習できる機会はそうないと思います。
自宅の一室で、「音読」と「録画」の2つをしていきましょう。
声に出して読む!早く読んだり遅く読んだり
音読をしましょう。
5分でも構いません。
息継ぎを意識しながら、音読するだけです。
慣れてきたら、読む速度を早くしたり遅くしたりしていきます。
声を大きくしたり小さくしたりもしていきます。
なぜ、こういう音読をするかというと「特別な場面を減らすため」です。
人前で話す時と言っても、朝礼で大きめの声で話さないといけない時もありますよね。
大きめの声が「普段と違う」かどうかがポイントです。
ここでは、スピードと声の大きさだけにアクセントをつけましたが、可能であれば、読む場所も変えていきましょう。
話す姿を録画しましょう
自分が話す姿をスマホに録画します。
出来るなら、少ない人数の前で、話す練習を繰り返すことで慣れも生まれてくると思います。
ただ、そういう状況を作ることも簡単ではないと思いますので、まずは一人で出来るトレーニングをおすすめします。
それが、話す姿をスマホに録画するというものです。
では、何を話すかですが、これはご自身でテーマを決めて下さい。
読んだ本のこと、観た映画のこと、誰かと会った時のこと、旅行に行った時のこと。
何でも構いません。
1日に3~5分ほど、自分の言葉で話す姿を、スマホで録画してみて下さい。
僕はこれを最初にしたときに、緊張したんです。
録画するだけでも緊張はすると思います。
この緊張感が大切です。
人前で話すと頭が真っ白になる対策は日々のトレーニングで自信をつけること
とにかく自信をつけましょう。
そのための、日々のトレーニングなんです。
頭が真っ白になるくらいの緊張ならば尚更、今はこういった、音読や録画しなが話すトレーニングがおすすめです。
いきなり上手く話そうとするのではなく、様々な場面を経験することが大切です。
そして、毎日トレーニングすることです。
たまにではありません。毎日です。
人前で話す日のルーティーンを決めておく
今回は、日々のトレーニングをご紹介しましたが、もう一つ大切なのが「人前で話す当日のルーティーン」です。
例えばこういうものです。
- スピーチ直前にスクワットや足踏みをする
- 人前で話す直前に手を上から下に動かしながら息を吐く
これを当日行うんですが、当日だけでなく、先ほどの音読や、スマホに録画の前に、こういう動作を日々行っていきます。
人はそんな簡単に変われない、だから、地道や努力が必要ということなんです。
ぜひ、出来ることからやってみて下さい。
人前で話してる時に頭が真っ白になってしまった時は?
人前で話す時に頭が真っ白になる、言葉が出てこない、緊張で頭が回らない。
そういう状況が続くとやっぱりストレスになると思います。
もしかしたら、病気かもと思うかもしれません。
程度によっては、病院で受診することも必要かもしれません。
今回ご紹介した対処法は、あくまで一人で出来るトレーニングが中心です。
それを続けながら、もし数人の前で話す機会があるなら、そういう場所にも参加してみるのもいいと思います。
本が好きな人でしたら、読書会なんかは特におすすめです。
では、対策はしてたものの、やっぱり頭が真っ白になってしまうのが怖い場合について。
人前で話すと頭が真っ白で言葉が出てこない時は?
頭が真っ白になると、言葉が出てこなくなると思います。言葉が出てこなくなった時に、どうすればいいか?
これは、普段から人前で話すことが多い人でも、言葉が出てこなくなることはあります。大切なのは、そうなった時にどうするか?
おすすめは、メモを持っておくことです。
絶対にメモを持って人前に出てはいけない場面ってありますか?
恐らくそう多くないのではないでしょうか。
メモに、いくつかのキーワード(箇条書き)で話すことを書いておきましょう。
それがお守り代わりにもなりますからね。
僕は以前、ある学校の入学式に出席したのですが、一人の先生がメモ帳を持っていました。
ずっとそれを見ているわけではないんですが、言葉に詰まった時に、それをチラっと見て話を続けていました。
その方法も一つです。
メモを持っていることを非難する人はいないと思います。
今回は、頭が真っ白になるケースで解説しましたが、スピーチやプレゼンであがり症で声が震える場合でも同じです。
いかに安心できる状況を作れるかがポイントです。
あなたは、人前でスピーチしている人が、メモを取り出して話す内容をチェックしている姿を見てどう思いますか?
僕なら「ちゃんとメモを準備してきてるんだ~」と好意的に見ます。
きっとあなたもそうではないですか?
あがり症で辛い思いをしたことがある人なら、スピーチの時にメモを持っている人がいたら、「やっぱり誰でも緊張するものですよね」と何だか安心したりしませんか。
きっと同じように、メモを持って人前に出ても、優しい目で見てくれる人のほうが圧倒的に多いと思います。
メモを持ちましょう。
もしそれについて、「メモ持ってるの?」みたいな嫌味を言ってくる人がいたら、「残念、優しくない人がいた」と一瞬思って、もう忘れましょう。
そして、この記事を思い出して下さい。
安心して下さい。
以上です。