そう思うことありませんか?
コミュニケーション能力を活かす仕事にはどういうものがあるでしょうか?
就職や転職の際に、自分のコミュ力を活かせる仕事に就きたいと思う人も少なくないと思います。
こういう方におすすめの記事となります。
- 仕事を辞めたい、転職したい
- コミュニケーション力を活かした仕事を探してる
- 自分の得意のことは人と接すること
- 人との円滑な関わりには自信がある
- 人と接する仕事をしていきたい
人と接することが好きな方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
では本題です。
コミュニケーション力を活かせる人、人と接する仕事に向いてる人
人と接する仕事、人と関わる仕事、そういう仕事に向いてる人はどんな人か。
人と関わっていたい、人が好き!っていう人であってもタイプは人それぞれです。
コミュニケーションが得意、ずっと人と接していたいという人は、「人と接する仕事に向いてる」と言えますが、だからといって、どんな職業、職種でも向いているかというとそうではありません。
- 自分の会社の商品をPRしたいのであれば営業職や販売職
- 人の悩みを聴かせて欲しいならカウンセラー
- 人前で話すのが好きなら司会業
- 大勢の人に説明するのが得意ならセミナー講師
- 会話をずっと楽しみたいなら接客もある飲食店
つまり、誰とどう関わるかは仕事によって違います。
自分の性格や強みを知り、自分に向いた仕事を見つけたいところですね。
コミュニケーション力を仕事で活かすことは喋りが上手いだけではない
AIがどれほどのスピードで生活に浸透してくるかは分かりませんが、なくなる仕事もあるでしょうし、残る仕事もあるでしょうし、新たに生まれる仕事もあるでしょう。
そんな時に、こういったタイプの仕事は残るだろうと思うのが、コミュニケーションを伴う仕事です。
誰でもとは言いませんが、多くの人は承認欲求を持っています。
認められたいという欲求です。
それは話を聴いてもらうことで、その欲求が満たされることもありますし、共感してもらえた時に満たされることもあります。
これからもそれは変わらないと思います。
ということで、コミュニケーション力があることで、強みを発揮できる仕事も増えてくるのではないでしょうか。
人と関わる仕事だけど、コミュニケーション力はそこまで求められてこなかった仕事もあったかもしれませんが、これからはコミュ力があることが大きな強みになる気がします。
散髪屋や美容室でも、髪の毛を切りに行くだけ、パーマを当てに行くだけ、という人もいるでしょうけど、その時間を楽しみにいく人もいます。
特に女性なら、スタッフの方との談笑を楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。
カットにしても、エステにしても、よほどスキルに違いが感じられるなら別ですが、それほどの違いを感じられないなら、あとはスタッフの人との相性であったり、その場の居心地が大きなポイントです。
そんな時にコミュニケーション力があると強いですよね。
ただ、コミュ力というのは、話す力、質問する力、聴く力、さらに察する力だと思います。
美容室でも、話を楽しむ人もいますが、全く話を求めていない人もいます。
会話を求めていない人からしたら、話しかけられるのが、鬱陶しくて仕方ありません。
ですので、コミュ力が高い人は、相手によって対応を変えてくれます。
柔軟なんです。
喋りが上手いことがコミュ力が高いとは言えないということです。
他では、今後フリーランスが増えていくことも予想されますし、人口構造を考えると、超高齢化社会にますますなっていくでしょうから、ご高齢の方に向けたコミュニケーションのサービスは今後も必要とされるでしょう。
コミュニケーション能力枠があっても良さそう
バイト、新卒での就職、転職。
入社の際には面接があります。
そこで履歴書を見てもらったり、会話が行われます。
私は20代の頃に転職を繰り返したので、何度も面接は受けたことがありますが、だいたい聞かれることは同じです。
私も面接する側の時も、たしか同じようなことばかりを聞いていたと思います。
もちろん、会社によっては、もっとトリッキーな面接、採用試験はあるかと思います。
最近は、面接を受けたりすることがないので、分からないこともあるのですが、面接で、コミュニケーション力を試される機会ってあるのでしょうか?
最初に書きましたが、職種によってはコミュ力が必要ないものもたくさんあります。
ですので、そういう職種では必要ないとは思いますが、人と接する機会がある職種であれば、面接の時に、ある程度のコミュ力を知っておくのは良さそうですけどね。
話を聴くのが得意なタイプ、プレゼンのような話すのが得意なタイプ、人前は苦手だけど場を取り仕切るMC力は高そうなタイプ。
その人のコミュニケーション力、タイプをよくみておくことを、これから会社は求められていきそうな気がします。
なぜなら、会社を辞める理由の多くは人間関係が原因だからです。
いかにポジティブに、いかに前向きに、いかに明るい雰囲気を作れるかが、これからの会社にも求められていることの一つだと思います。
会社にカウンセラーがいたとしても、会社内部のことを相談しにくいということもあります。
それなら、会社内部のコミュニケーションをいかに円滑に出来るかを見つけ出してくれる役職があってもいいのではないでしょうか。
Chief Culture Officerという役職を置き、会社内の文化活動による交流を図ったり、スタッフ間の繋がりに気を配る動きは、もう何年も前からありますが、それとはちょっと違います。
それはそれでいいと思うのですが、離職率を下げるという目的で考えるなら、場所を設けて繋がりを増やすことではなく、一人一人の個性にあわせて、コミュニケーションタイプにあわせて、人材を配置していくのが良いと思います。
承認してくれるアドバイザーがいる職場のこと
これはある職場についての実話です。
私の知り合いが派遣で勤めていた会社でのことです。
その職場は、離職率がかなり低いそうです。
入るとなかなか辞めないんです。
出産や育児といった理由で一時的に職を離れても、また戻ってくる人も少なくないとのことです。
その知り合いが入社して、「なぜそんなに離職率が低いんだろう」と思っていたそうですが、その答えはすぐに分かったそうです。
新人研修が行われるのですが、その時も、研修が終わって自分一人で仕事を始めたときも、その研修担当の方が、褒めてくれるそうです。
「大丈夫ですよ!バッチリですよ!」
そして、先輩も同じように、微笑みながら「何でも分からないことは聞いてね」という感じで接してくれたそうです。
これはまさに、連鎖だと感じました。
もし、研修担当の方が、いつもセカセカしてて、イライラしてて、話しかけにくいタイプでしたら、きっと離職率も違っていると思います。
なぜ、その研修担当の方が、それほど承認してくれたのかは分かりません。
会社からの指導なのか、本人の性格なのか、それも分かりません。
一つ言えることは、一人の研修担当の力で離職率は大きく変わる可能性があるということです。
少し余談でしたが、こういう会社もあるんだということを知っておいて欲しくと書きました。
仕事でコミュニケーション力を活かせるかどうかは自分次第
もし、自分にコミュニケーション力があると思っているなら、ぜひそのスキルは仕事に活かしたほうがいいでしょうね。
その際に、ぜひ考えて欲しいのが、コミュニケーション力といっても、いろんなタイプああるということです。
話すことが得意、聴く事が得意、取り仕切るのが得意。
いろんなタイプがあります。
そして、コミュニケーション力があると自分では思っているけど、本当にそれが仕事で通用するのか。それは客観的に見ないと分かりません。
時々いらっしゃいます。
自信満々すぎて、全然人の話しを聞かない人。
本人はコミュニケーション力が高いと思っているかもしれませんが、全然人の話しを聞かない時点で、コミュ力は低いでしょう。
人の話しを聴かないと相手の要望が分からない、相手の気持ちが分からない、となるでしょうから。
仕事でコミュニケーション力を活かすためにも、まずは人の話しを聴きましょう。そして柔軟になりましょう。
コミュニケーション力を活かす仕事(案)
人との関わりが好き、コミュニケーションが好き。
そんな人はどういう仕事が向いているのでしょうか。
あくまで案ではありますが、こういう仕事もありますよという仕事を挙げていきます。
美容師・理容師「コミュニケーションは相手に合わせる」
美容師や理容師は、お客さんと必ずコミュニケーションが必ず生まれます。
それも数十分、あるいは1時間以上、お客さんは身動き出来ない状態が続きますので、その間に不快なことがあれ、次にまた来てもらえるかは分かりません。
逆に、居心地のより時間を過ごしてもらえたら、ずっと利用してもらえる可能性も高くなります。
では、美容師や理容師が求められるコミュニケーション力とは何でしょうか?
僕としては「相手に合わせることが出来るコミュニケーション力」だと思っています。
コミュ力おばけの学校でもいつも書いていますが、「人の心はわかりません」ということです。
つまり、カット、パーマをしてもらっている間に、世間話をしたいお客さんもいれば、一言も話したくないお客さんもいるわけです。
狭い空間ですから、プライベートでデリケートな話題をしたくない人もいます。
コミュニケーション力は、饒舌な話が出来ることではありません。
美容師・理容師を仕事として活動していくなら、人の心は分からないことを前提に、手探りの中で、お客さんのことを理解することが出来る力だと思います。
終活アドバイザー・終活カウンセラー「何を求めているか話を聞くコミュニケーション力」
終活という言葉が生まれて、何年くらいが経ったでしょうか。
民間資格ですが、終活アドバイザーや終活カウンセラーといった資格も生まれています。
高齢化社会の中で、そして団塊ジュニア世代がこれから高齢者になっていく中で、ますます求められると思われるのが、こういった終活に関する仕事です。
終活に悩む人の相談相手として、カウンセリングをしたりアドバイスをしたりする仕事です。
独立して活動することもできますし、会社に属しながら活動することも出来ます。
エンディングノートの書き方、専門の士業の方や自治体との繋ぎ役など、幅広い知識を持ちながら、お悩みに寄り添うのが終活に関わる仕事です。
相続のことなど専門的な知識や資格が必要な場合もありますので、自分が何が出来て何が出来ないかを明確にしておく必要があります。
終活アドバイザー・終活カウンセラーにとって、特に大切なのがコミュニケーション力です。
なぜなら、終活に正解はないからです。
だからこそ、話をじっくり聞きながら、どういう終活をしたいのかを具体的にしていく必要があります。
ですので傾聴力は欠かせません。
カウンセラーという仕事は幅が広いですが、終活カウンセラーのように、対象者を絞り、その方に向けて知識を学ぶことで、より相談者さんに寄り添った対話が出来ると思います。
コミュニケーション力は上げることが出来る
仕事自体にコミュニケーション力が求められることもありますが、仕事自体は一人で黙々とする場合でも、人間関係に苦手意識は持っていないほうが、日々の生活の中でストレスを減らすことが出来ると思います。
事務職で、基本は誰とも話さない場合でも、社内コミュニケーションが不足していると、意思疎通が上手くいかず、仕事の効率に影響してくることもあります。
出来ることなら、人との関わり、コミュニケーションに苦手意識を持っていないに越したことはないと思います。
では、コミュニケーション力を上げることはできるのか、人間関係の苦手意識を改善できるのかというと、僕は可能だと思っています。
今は人付き合いが苦手でも、将来的に、対人スキルを活かせる仕事に就くことも不可能ではないと思います。
もちろん、そのためにするべきことはあります。
コミュニケーション力を活かす仕事に転職するために
今の時点で、皆さんのコミュニケーション力がどういうものかは分かりませんが、これから鍛えることも可能です。
仕事を辞めて、新しい会社ではもっと人と関わりのある仕事に就きたいということであれば、今からでも出来るコミュ力を鍛える方法はあります。
人間関係に苦手意識があると、様々な場面で仕事が辛く感じることもあるでしょう。
では、コミュ力を鍛える方法とは。
それは、「話す力、質問する力、聞く力」の3つの力を底上げしていくことです。
相手に興味と敬意を持って、この3つの力を底上げしていくことで、コミュ力は着実についてくるはずです。
一日で劇的に変わる人もいれば、時間がかかる人もいますが、意識してトレーニングするかどうかで、数年後の自分が変わってくる可能性もあるわけですから、ぜひ取り組んでみることをおすすめします。
以上です。