話すことがないんです。会話が続かないんです。
そんなご相談をいただくこともあります。
- 場所:職場、家庭、学校
- 相手:友達、彼氏彼女、夫婦、同僚
色んな場所、色んな相手との会話の中で、「何か話さないといけないけど話すことがない」と思ってしまう。
先に前提として挙げておきますが、
どんな場所、どんな相手でも、話しが尽きない、会話が盛り上がる。
なんてことはまずありません。
その点は安心して下さい。
ただ、そうは言っても、「話すことがない」って場面が多いから、少しでも会話が弾むようにしたい、というのであれば、この記事を参考にして下さい。
こういう方はぜひ最後まで読んでみて下さいね。
- 友達と話すことがない、会話が続かないという場面を減らしたい
- 職場で話すことがない時が辛い
- 家庭で夫婦で話すことがない
- 恋人同士(彼氏彼女)だけど話すことがない
ご説明します。
「話すことがない」を分解してみる
「話すことがない」
といっても、大きく3つのタイプに分かれます。
- 話すことが思いつかない、頭が真っ白な状態
- 話すことは思いつくけど言葉に出来ない
- 話すことも言葉もあるけど話す勇気がない
このように、話すことが苦手な人、話すことがないという人は、どこかがネックになってることが多いです。
人見知りしがちな人、初対面が苦手な人は、ここをクリアすると、人との雑談にも自信を持てるようになることでしょう。
一つずつ見ていきましょう。
話すことが思いつかない、頭が真っ白な状態
話すことが思いつかない。ということは、何を話していいか分からない、という状況です。
頭が真っ白な状態です。
そもそも話すことがないわけです。
きっとこの状態の方というのは、「何か話さないといけない」、「何を話そう」と、意識がそこに向いている状態なんです。
話すネタ、スキルが足りないというよりも、「話すこと自体に自信がない」という状態だと思います。
話すことは思いつくけど言葉に出来ない
次は「話すことは思いつくけど言葉に出来ない」という状態です。
話すことは頭に浮かぶ。
だけど、上手く言葉に出来ない。
おおまかには話すこと、話したいことが浮かんでいる状態です。
例えばです。
- この前言ってた映画のこと、どう質問していいかわからない
- 髪型変えたみたいだけど、どう話していいかわからない
- 気になるニュースの話をしたいけど、何から話していいか分からない
つまり、「言語化するのが苦手」な状態です。
何となくは、話したいことがあるけど、それをどう言葉にしたり、表現すればいいのか、そこの自信がない。
というのがこの状態です。
話すことも言葉もあるけど話す勇気がない
最後は「話すこと、質問することも分かってる、言語化も出来る」けど、話せない。
勇気が出ない状態です。
話すことがない、というわけではないんです。
話すことはあるんです。でもブレーキがかかるんです。
- これを言ったらどう思われるだろう?
- こんなこと質問して大丈夫だろうか?
- こんな話しつまらないと思われないだろうか?
なぜ、このようなブレーキがかかるかは分かりません。原因は人によるでしょう。
また、誰が相手かによっても、このブレーキは変わってくるはずです。
このブレーキが強くなりすぎると、「話したいけど話せない」というストレスが溜まっていきます。(自分から話しかけたいけど、話しかけられない理由については後ほど関連ページをご紹介します)
だからといって、ブレーキをかけずに、頭に浮かんだことを何でも話してたら喧嘩の元にもなりかねません。
バランスと柔軟性が大事ですね。
以上3つのタイプが考えられます。
ここからが重要なポイントです。
話すことがない時は「2つの対策」で会話が弾む!盛り上がる!
話すことがない。
そんな方へは、この2つの対策をおすすめします。
最初に「3つのタイプ」をご紹介しましたが、今の段階がどこの位置にあるにしても、この2つの対策は効果的だと思います。
- 話題のネタを集めたネタ帳を作る
- 質問のネタを集めた質問ノートを作る
この2つです。
先ほどの「話すことも言葉もあるけど話す勇気がない」という方に、「大丈夫!勇気を出して!」とは言いません。
意識を変えようとしても、そう簡単に変わりません。
このブログでも何度も言っていますが、「コミュ力を上げる」「自信を持つ」「性格を変える」「不安や心配を減らす」、どれにしても、意識を変えるのではなく、「口癖と行動を変える」ことをおすすめしています。
今の意識を作っている口癖や環境があるわけですから、その意識だけを変えるというのは難しいはずなんです。
ではどうするか。
勇気が出る根拠を作ればいいんです。
そして、その勇気の源になるのが「ネタ帳」と「質問ノート」なんです。
話すことがない状態から抜け出す「ネタ帳と質問ノート」
話すことがない、というお悩みには、ネタ帳と質問ノートをおすすめしていますが、それには理由があります。
- 話すことがない状態を減らすには質問力は必須
- 会話ネタは多く持っておくに越したことはない
- この2つが会話力の自信に繋がる
ここでは簡単に、2つのノートの作り方をご紹介します。
話が弾むネタ帳の作り方
まず1冊ノートを用意して下さい。
今日、あなたが目にしたこと、耳にしたことの中で、何でもいいので1つテーマを決めて、そのことについて5分間調べてください。
5分ではなく10分でもいいですし、30分でもいいです。時間は自由に決めて下さい。
それを毎日ノートに書きましょう。
仕事のこと、アイドルのこと、趣味のこと、ニュースになったこと、スポーツのこと。何でもいいんです。
これは日記ではありません。ネタ帳です。
このネタ帳に集めた話題は、きっかけに過ぎません。
誰かと話す時に、相手の方が「アプリゲーム」に興味があると分かったとしましょう。
もし、あなたの中に、アプリゲームについて何の知識も興味もなかったら、話しが弾むことはないでしょう。
ところが、ネタ帳の中に、一つだけでもアプリゲームについて調べたことがあったらどうでしょうか。
相手の方にあなたが調べたアプリゲームのことを教えてあげましょうということではありません。(教えてもいいんですよ。)
と質問してみてはどうでしょうか。
「アプリゲームに何の興味も知識もない自分」となるのか、「先日ネタ帳書く時にアプリゲームのこと調べた自分」となるのか。
つまり、相手の方が話しやすい雰囲気を作るためにも、ネタは多く持っていたほうが強いんです。
にわか知識で、あなたがそのテーマについて語ろうとする必要はありません。
あくまで、相手の方が話すきっかけを作るイメージです。
そして、ネタ帳を作っていると、自分でも思ってもなかったことに興味が沸くことがあります。
実は、これも大事なんです。
ネタ帳を作っていると、自分の興味の幅が広がったり、趣味が広がったり、仕事のアイデアが浮かんだり、いいことだらけです。
ぜひ、まずは30日間続けてみて下さい。
きっと自信もついてくると思いますよ。
いつでも引き出せるようにしておきましょう。
ネタ作り、話題作り、会話の引き出しについては、私が実際に実践している「本屋さんの全部の通路を歩く」という方法がありますが、これはコーチングセッションの時にお話をしている内容ですので、ブログでは控えます。
考え方としては、「共通点が見つかりやすい自分に変わる」ことを目指します。
話が弾む質問ノートの作り方
これもノートを1冊用意します。
ネタ帳と同じく、毎晩5分でもいいので、自分が思いついた質問を書きとめておきます。
- 実際に誰かを思い浮かべて、今度会ったら聞いてみよう思う質問
- 自分が誰からこんな質問されたら、喜んで何でも話すだろうな、という質問
- 今までされて嬉しかった質問
これ以外でも構いません。
箇条書きでいいので、毎日1つずつ質問を書いていきます。
30日続けると、30個の質問集が出来上がります。
こういった質問集というのは、ネット上に溢れています。
私もこのブログの中で、質問例をいくつも出してきました。
でもね、これは、自分で作ったほうがいいんです。
理由は簡単。
自信になるからです。
ぜひやってみて下さい。
質問ノートの書き方につきましては、質問力テキストで触れていますので、後ほどご案内いたします。
最初に挙げました3つのパターン。
どのパターンであっても、ネタ帳と質問ノートを毎日続けて書いていくことで改善されていくはずです。
- 話すことが思いつかない、頭が真っ白な状態
- ネタ帳と質問ノートで、会話のきっかけとなるなるネタや質問を思いつくようになります。
- 話すことは思いつくけど言葉に出来ない
- ネタ帳と質問ノートを書くことで、言語化する練習になります。
- 話すことも言葉もあるけど話す勇気がない
- 毎日書いているネタ帳と質問ノートが、あなたの自信に繋がります。ネタ帳と質問ノートのことは、誰にも言わないでおきましょう。
「話すことがない」を卒業するための練習場所
話すことがない。
ということは、普段から、人と顔を会わせる機会はあるんだと思います。
であれば、ぜひ試行錯誤してみて下さい。
誰でもそうだと思いますが、話が盛り上がることもあれば、どうも盛り上がらずに予定より早めの解散になったお茶会、飲み会、なんかもあったりするのではないでしょうか。
もし、ネタ帳も作ったし、質問ノートも作ったけど、そもそも普段から人と話す機会がなくて、練習できない。
ということであれば、会話や雑談の練習をする場所をどうにかして作っていくことが理想です。
オンラインの会でもいいですし、読書会でも何でもいいので、自分で主催が出来るようになるとさらに会話力、雑談力に自信を持てるようになると思います。
- ネタ帳と質問ノートを作って自信をつける
- ネタ帳で文章を書いていると言語化にも慣れてくる
- 会話の中で試行錯誤で経験を積む
これを繰り返していけば、「話すことがない」というお悩みも解消されていくことと思います。
友達と会っても人といても話すことがない!話題がない対策2選 まとめ
この記事のポイントとしては、「悩みを分解する」ということです。
話すことがない、会話が続かない。
この状態では、何の対策をすればいいか、どう対策すればいいかが見えてこないんです。
つまり「どうしていいか分からない状態」ということです。
初対面の会話が苦手、雑談が苦手といったお悩みの場合でも、まずは分解して、どこが苦手なのか、どうなりたいのかを明確にしてくことで、行動が決まっていきます。
あとは、行動を繰り返すことで、自分に自信もついてくるはずです。
話すことがないQ&A
- 話すことがない。初対面でも気軽に会話ができるようになりたい。
- お悩みの中でも多いですね。話すことがないという場合の対策。大きく2つあります。話せる話題を増やすこと。これはネタ帳を作ります。もう一つは、話しかけることに対する不安を減らすことです。この不安を減らすために、意識を変えましょうといっても、簡単ではありません。失敗してもいいという意識を持ちましょうといっても、そう人の意識は変わりません。ですので、僕がおすすめしているのは、まずは質問力です。慣れれば誰とでも話せるようになるという人がいますが、それはあまり期待で気ないと思います。誰とでも話せる人は、努力してるしていないにしろ、会話力が身につく環境にいる可能性が高いです。毎日、5分でもいいので、自分が知らない知識を増やしていくと、雑談力は確実につくと思います。
- 職場で話すことがないのをどうにかしたい
- 職場の人と合わなくて話すことがない、ということでしたら、出来ることは2つです。そういう合わない人だから、話すことを望まないようにするか、どうにか話してくれるように努力するかですね。気を使ってでも話さないといけないのであれば、結構苦痛だと思います。もし、もっと話したいけど、話しが出てこないということでしたら、雑談力を磨いてみるのもいいと思いますよ。
- 話すことがない時に質問はどう?
- 話すことがない時、そんな時は、自分の話しネタが足りない、自分が悪いと責めることがありますが、そうではないこともあります。自分の中に話すネタがなければ、相手に質問をして、相手に気持ちよく話してもらうことも時には必要でしょう。というのも、いくら雑談ネタを豊富に持っていても、相手がそれに興味関心を持っているかなんて分かりません。沈黙状態になっても慌てず、相手にゆっくり質問してみる余裕を持てるようになると、話すことがないという理由で悩むことも減ると思います。
- LINEで話すことがない時はどうする?
- LINEで話す必要がある!けど話すことがない!というのであれば、私から出来るアドバイスは、今回ご紹介したネタ帳と質問ノートを作ることです。結局は同じです。
- 話すことがない時、何かいいトレーニングはある?
- 話すことがない場合、何かトレーニングをするとしたら、私なら、質問力、トーク力、聞く力、それぞれの底上げをするトレーニングをおすすめします。何度も言いますが、最終的に行動を決めて、それを繰り返すことが出来れば、着実に目標に近づけるはずなんです。ところが、この行動を決める前に、「出来る気になってしまって終わり」という人が少なくありません。話すことがない時にあなたに出来ることは、2つだけです。質問するか、自分のことを話すかです。今回、ネタ帳と質問ノートのことを書きましたが、その2つを繰り返すことで、両方の底上げに繋がります。初対面の会話にしても、普段の雑談にしても、こういう日々できるトレーニングをとにかく続けることをおすすめします
話すことがない、会話が続かない 関連ページ
人といても話すことがない、友達と会っても話すことがない場合は、こちらの関連ページも読み進めて下さい。
話すことがないなら【話しかける人になる方法】
話すことがない、会話が続かない原因の一つに、「話すことも言葉もあるけど話す勇気がない」ということを挙げました。
このブレーキは、初対面で自分から話しかける勇気が出ないのと同じ状況です。
自分から話しかけられるようになると、初対面でも、友達や職場の人との会話にも強くなるはずです。
2人で話すことがない!2人になると話せない原因
友達同士、職場の先輩や後輩、上司や部下など、大勢の場でなら話せても、2人きりになると話すことがないし気まずい、というご相談もあります。
親友でも2人きりはきついという話しも聞きます。
会話のキャッチボールは、話す(質問する時間含む)か聞くかのどちらかです。
大勢であれば、しばらく聞き役に徹することもできますが、2人きりになり、相手が話をしない場合であなたも話をしない場合。
それは沈黙の時間になります。
どちらも無言の沈黙の時間は、別に気にする必要はありません。
何か話さないといけないと思う必要もあります。
ただ、「出来れば話したい、2人でも話せるようになりたい」というのであれば、こちらの記事を読んで下さい。
話すことがない時に必要な「職場も友達も初対面でも関心を見抜く力」
会話が続かない、人といても話す話題がない、友達と会っても話すことない時に必要なスキルは、相手の関心に興味を持ち、その関心を見抜く力です。
特に、異性との初対面であれば、なかなか共通点が見つからないこともあります。
だからこそ、相手の関心を知り、そのテーマでの会話に繋げていくことが大切です。
自分が話したいことよりも、相手の関心をまず優先させてみることをおすすめします。
初対面で話すことがない、話したいけど話すことがないならまずこちら
このブログでは、「初対面の会話」をテーマにしています。
初めて会った人と、いきなり会話が弾むか、続くか、雑談が盛り上がるか。
それは誰にも分かりません。
ただ、そこに苦痛があるなら、まずは、質問力、聞く力、話す力の3つのスキルを底上げしていきましょう。
初対面での会話に自信を持てるようになると、人見知りを克服できるでしょうし、人との出会いも増えるでしょうから、恋愛もチャンスが増える可能性もあります。
以上です。